40才以上の20人に1人が緑内障とされ、眼圧検査での異常から発見されることが多かった疾患です
眼圧正常値は10-21mmHgとされていますが、最近では正常眼圧緑内障も多く、眼圧の値のみから緑内障であるかないかを判断することはできません。眼科医による視神経の異常所見を発見することから判断していきます。
原発開放隅角緑内障 |
眼圧が正常値(10-21mmHg)を越していて 視神経障害が生じているもの。(緑内障の6%) |
正常眼圧緑内障 | 眼圧が常に正常範囲内に留まるもの。(緑内障の72%) |
原発閉塞隅角緑内障 |
隅角閉塞により比較的急激な眼圧上昇が起きてくるもの。 強い眼の痛み・頭痛・吐き気・緑内障発作。(緑内障の12%) |
続発性緑内障 | 他の疾患が原因で眼圧の上昇するもの。(緑内障の10%) |
視神経は脳神経の中の1本の神経です。一度視野障害が生じてしまうとどんな治療をしても治りません。
自覚症状がなく、自分で視野欠損を自覚する頃は緑内障が相当進行した状態の時です。
緑内障は早期に発見し、視野障害の進行を食い止めることが重要です。
点眼薬によって、眼圧を下げることで視神経の障害を阻止ししてゆきます
点眼薬には様々な種類があり、症状によって多剤併用を用います
点眼薬を増やしても眼底降下が得られない場合、レーザー治療や手術を検討し
病状にあった専門病院をご紹介します。
緑内障は現在優れた点眼薬が多数開発されており、手術をしなくても十分な
眼底降下を得られることもあるのですぐにレーザー治療や手術をしなくても
多くなってきています。
緑内障は定期的に眼圧、視野を測り、視神経の所見及び視野の欠損をチェックしてゆくことが重要です
定期的な検査によって現在の眼圧のコントロールが適切なのか不足なのかが判ってくることが大切です